概要

福岡県、山口県下関市、大分県中津市などのエリアを中心に、地域経済の発展に貢献する幅広い金融サービスを展開し、2024年1月には設立100周年を迎える福岡ひびき信用金庫。数多くの金融機関の中でも、最新のテクノロジーを積極的に採用することで知られる同信金では、データ資産のセキュリティおよびBCP対策の強化に向けて、Rubrikのバックアップアプライアンスを導入。バックアップの二重化によるデータセキュリティの強化と同時に、ランサムウェア対策も含めた高度なセキュリティ基盤を構築しています。

導入前の課題

  1. 金融機関に求められるデータセキュリティのさらなる向上

  2. ランサムウェア対策において不可欠なバックアップの二重化

  3. 異なるツールを使った煩雑なバックアップ対応の効率化

  4. Microsoft 365など新たなバックアップ要件への対応

導入効果

  1. 高度なセキュリティが担保されたバックアップの二重化の実現

  2.  異なるシステムのバックアップを1つのインターフェース(Rubrik Security Cloud)で一元管理

  3. 専門知識を必要としない優れた操作性

  4. Ransomware Investigationを使ったランサムウェアの迅速な検知 · 影響範囲の特定 · 復旧

ITトランスフォーメーションの成果

  1. 各システムの既存のバックアップ機能に加えて、バックアップの二重化のための基盤として Rubrik を導入。Rubrik Security Cloud の優れた操作性と確実な状況把握により、システム部門の負荷を軽減。さらにRansomware Investigationによってランサムウェアの迅速な検知·影響範囲の特定·復旧が担保され、より信頼性の高いセキュリティ基盤が構築された。

導入前の課題

ランサムウェア対策の強化に向けたデータバックアップの二重化

新たな課題となっていたのが、これらのデータのバックアッ
プ環境の強化でした。すでに仮想マシンのイメージバックアップ、夜間バッチによる Oracleデータベースのバックアップなどは行っていたものの、ランサムウェアに代表 されるさまざまな脅威への対応を考えると、もはやバックアップの二重化は避けられ ない状況でした。

「私たちのような金融機関には、サイバー攻撃への備えにおいても高いレベルの対策が求められます。そのためバックアップの二重化を支えるソリューションの選定においては、仮想マシン、Oracleデータベース、ファイルサーバといったこれまでのバックアップ環境の強化に加えて、この数年で利用が拡大しているMicrosoft 365のバックアップ、さらにこれらのデータの安全性を担保するランサムウェア対策の機能が必須の要件となりました」




解決

わかりやすいユーザーインターフェースで異なるシステムのバックアップを一元管理

「1つの筐体で自動バックアップ、インスタントリカバリ、レプリケーション、およびデータアーカイブなどの機能を網羅するRubrikは、導入が容易であることに加えて、SaaSベースの統合管理ツールであるRubrik Security Cloudを活用することで、わかりやすい1つのインターフェースで異なるシステムのバックアップを一元的に管理することができます。私たちシステム部の体制を考えると、この効率性は大きな差別化要因でした。また、経営側への説明においてはランサムウェア対策が重要なテーマでしたが、ここでも最新のサイバー攻撃の迅速な検知、影響範囲の特定およびリカバリを可能にするRansomware Investigationの機能を高く評価しました」


結果

「管理画面が煩雑なこれまでのシステムでは、バックアップが問 題なく取得できているかといった確認は専門知識を備えたシス テム部で対応するしかありませんでした。特にファイルサーバ のバックアップ確認には一定の時間を要していましたが、現在 はRubrik Security Cloudの管理画面に表示されるチェックやア ラートで簡単に状況を把握することができます。これにより管 理作業が効率化し、今後は確認作業を専門的な知識が無い職員 へも移管できる見通しが立ったことは大きな成果です」


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Don’t Backup. Go Forward.